結論から言います。破産をしたからといって、破産を離婚原因とすることはできません。
「破産をすると離婚ですよね？」
たまにこんなことを言われますが、破産をしても自動的に離婚が成立することはなく、ましてや裁判で離婚が認めれらることはありません。
破産で離婚したと聞くのは、協議離婚です。破産を機として夫婦が離婚の合意をしたに過ぎません。協議離婚ではどのような理由でもって離婚に合意したかは問題になりません。協議離婚は自由にできます。
借金はだれが返す？
原則として自分の作った借金は自分で返します。夫婦だからといって、代わりに支払う必要はありません。
保証人になっている場合には、たとえ離婚をしても保証人としての責任からは逃れないので、借金返済から逃れるために離婚をしても無意味です。
