離婚の慰謝料が請求できなくなるのは、離婚のときから３年後です。つまり、離婚の慰謝料は離婚をしてからでも請求ができるということがいえます。
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離婚をしたら慰謝料の請求ができないことはありません。しかし、当事務所では、慰謝料については離婚をする前に決めることをお勧めします。
なぜなら、離婚は誰もが嫌がることです。離婚に必要なパワーは相当なもので、離婚関連の決め事は離婚の成立までに終わらせたほうが楽です。そもそも、離婚のあとに慰謝料を請求しても相手が同意をしません。離婚をしてしまえば、元夫婦の言えども只の他人ですから、お金を払いたがりません。法律的にも、慰謝料を払う側はやや有利になります。
たしかに、慰謝料の請求は離婚後３年間できますし、離婚後３年以内なら裁判を起こせば強制的に金額が決定できます。しかし、実務ではまったく机上の空論になりかけているこの「離婚後の慰謝料請求」にあえて挑戦する必要はありません。離婚のときに慰謝料を請求する事を忘れたときに限って考えてください。
