離婚について調停で話を進めていくうちに、なんとなく話がまとまって「協議離婚で離婚を成立させたい」と思う事があります。

家庭のことなので、できる事なら波風立てずに終わらせたいと思うのは、日本人には多いようです。また、戸籍に調停離婚と記載がされるのを嫌がる方もいます。

協議離婚にする方法

離婚についての合意は出来ていても、調停離婚は避けて協議離婚という形にしたい場合には、調停の成立の仕方を変えればよいのです。どのように変えるかというと、本来なら「本調停により離婚する」という内容で調停離婚が成立しますが、協議離婚で離婚を成立させたい場合には、「何月何日までに離婚の届出をする」という内容で調停を成立させます。

注意点

この方法で注意したいのが、あくまでも「協議離婚」である点です。つまり、本来の調停離婚のように、調停離婚が成立した時点で離婚が成立するのではなくて、市役所に離婚届を提出した時点で離婚が成立する点です。

つまり、もしも相手が「やっぱり、離婚をするのは嫌だ」となった場合には、離婚が出来なくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。