協議離婚のデメリットは、離婚に至るまでの過程が簡単な事です。

  • 立場的に弱い方が望まない離婚を強要される(追出離婚)
  • 立場が強い方の強要により不本意な慰謝料、財産分与について取り決めがされる
  • 子を無視した当事者の都合でもってのみ親権者、監護者、養育費、面接交渉権について取り決めがされる
  • 無断で協議離婚届を市町村役場に届け出るだけで離婚が成立してしまう

このように、協議離婚は自由な面がある一方、危険な面もあります。(例外あり)

では、ある程度国家の介入を認めたたら? という意見もありますが、日本での離婚のおよそ9割程度が、協議離婚によって成立しています。協議離婚数が年間30万件を超えている中、それに対する国家の介入を認めるとなると、手続き的な限界もあるので、当面は行政書士や弁護士がサポートをすることになります。ところで、上で例外ありと記してありますが、これについては、別項で詳しく解説してありますのでご参照ください。